咬筋ボトックス治療
こんにちは。
リッツ歯科のスタッフOです。
雪もちらつく本格的な寒さがやってきましたね。
朝起きるのが本当に辛い季節です。
歯ぎしりをするほどの寒さが、目覚めたばかりの身体に現実を突きつけてきます。
歯ぎしりといえば、日ごろ歯ぎしり防止用のマウスピースを装着して就寝していますが、
それでも歯ぎしりによる食いしばりに悩まされていました。
この悩みを解決してくれたのが咬筋ボトックス治療です。
スタッフOは半年に一度の定期的な咬筋ボトックス治療によりこの悩みから解放されました。
美容外科ではなく歯科医院で治療できることを知らない患者様が多くいらっしゃいます。
今回は咬筋ボトックスについてお話ししていきたいと思います。
ボトックス療法(ボツリヌス療法)とは
歯科医院で行うボトックス療法(ボツリヌス療法)とは、ボツリヌス菌が産生するボツリヌストキシンと呼ばれる、毒素を取り除いて抽出されたA型ボツリヌス毒素のタンパク質成分のお薬を、あご等の咀嚼筋(咬筋などの咬む筋肉)の筋肉内に注入する治療法です。
歯科医院におけるボトックス療法(ボツリヌス療法)は、整形美容などの治療のように外見を改善するものとは異なり、診査・診断を行ったうえで医療としての治療としておこなうものです。
ボトックス療法(ボツリヌス療法)は、1977年に米国で初めて斜視の患者さんに使用されて以来、緊張した筋肉を和らげる治療薬として普及し、国内でも医科の保険治療として多汗症・眼瞼けいれん・片側顔面けいれん・痙性斜頸に使用され、それ以外でも美容領域においても使用されております。
ボツリヌストキシンを緊張している筋肉に直接注入すると、その筋肉がゆるみ、緊張や痙攣がおさまることがわかり医薬品として利用されるようになりました。
ボツリヌス菌を直接注入するものではなく、産生タンパク成分を注入しますので、過去にボツリヌス菌に感染された報告は全くありませんので安心して使用できます。
歯科医院でおこなうボトックス治療とは
歯科医院で行うボトックス治療(ボツリヌス療法)は、特に歯ぎしりや食いしばり、顎関節症、その他症状(知覚過敏症、歯が割れる、よく欠ける、マウスピースが良く割れる等)でお困りの方に、習慣性に咀嚼筋(咬む筋肉など)が過緊張することで、強く咬む癖や咬む力によって、筋肉の働き過ぎが原因となって生じます。その筋肉を弱めて力のコントロールをして、歯や顎、お口に関する様々な問題を改善する治療法です。
また、歯ぎしりや食いしばり等の防止のために、夜寝る時に装着するナイトガード(夜間のマウスピース)を入れていられない方、無意識のうちに外してしまう患者様や、認知行動療法、運動・理学療法などを行うのが難しい患者様にも有効な治療法です。
最近では、脳性麻痺の患者さまの口腔ケア向上や吸引チューブ破損防止、うつ病の患者さまの筋緊張緩和など、多くの場面で歯科のボツリヌス療法が活用されています。
●咀嚼筋(主に咬筋)
・あごのエラが張っている
・歯ぎしり
・食いしばり
・顎関節症など●オトガイ筋
・口唇閉鎖不全
・オトガイ部の梅干しシワがでる●上唇挙筋、上唇鼻翼挙筋
・ガミースマイル(笑うと歯ぐきが出る)口唇閉鎖不全を改善するために治療によって鼻呼吸を促すことで、口腔内の乾燥の減少、唾液の自浄作用向上、歯の着色や汚れの減少、下顎前歯の唇側傾斜防止なども期待できます。
さらに、治療によってガミースマイルが改善されると、歯の着色や汚れの付着減少、上顎前歯部の歯肉炎の改善、コンプレックスの解消などにも効果がみられます。
ボトックス治療(ボツリヌス療法)のメリットとデメリット
【メリット】
●反復治療によって効果の持続期間が長くなり、投与間隔も広がる
●鎮痛剤などの薬物療法の減量あるいは中止ができる
●副作用が起こる確率が低い
●歯科においては施術時間は数分程度【デメリット】
●効果をさらに出したくても、基本的には投与してから2ヶ月ほどは抗体産生防止のため追加できない
●ボツリヌストキシンに限らないが、異物の注入によって軽度のアレルギー反応を起こすことがまれにある※製剤は厚労省認可、KFDA(韓国食品医療安全庁)認可など製剤の安全性が確立されている製品を使用しております。
ボトックス治療(ボツリヌス療法)の適応症
- 歯ぎしりの自覚、または家族にそれを指摘される
- 夜間に歯ぎしりや食いしばりで目が覚めたり、眠りが浅いと感じる
- 日中、気が付くと食いしばっている
- 起床時にあごがだるい
- 肩こり、首こり、頭痛がある
- 顎が痛い
- 写真を撮ると、フェイスラインが左右非対称(特にあごのエラ部分)
- 全体的にひどい知覚過敏症(冷たいもので歯がしみる)
- 入れ歯(義歯)を何度調整しても時間が経つと歯ぐきが痛くなる
- お口の中に骨隆起(口蓋隆起、下顎隆起などの外骨症)がある
ボトックス治療(ボツリヌス療法)を受けられない方
- 全身性の神経筋接合部の障害(重症筋無力症、筋萎縮性側索硬化症など)をお持ちの方
- 妊娠中、授乳中の方
- 妊娠を望んでいる方(女性は、ボトックスの投与中および最終投与後の月経2回を経過するまでは避妊。男性は、ボトックスの投与中および最終投与後の少なくとも3ヵ月は避妊が必要です。)
- 筋弛緩薬・パーキンソン病治療薬を服用中の方
- この薬を以前投与し、発疹などのアレルギーを経験したことがある方
※当日の施術後のお約束として、薬の効果を最大限引き出すために、
・激しい運動はしない。
・長湯やサウナを控える。
・多量の飲酒をしない。
・注射した部位を強く揉まない。
上記のことに気をつけて頂ければ、施術後の食事もすぐに可能です。※費用は1回 35,200円です。
詳細につきましては、スタッフまでお問合わせ下さい。
2026.01.17
マウスピース矯正は痛い?
こんにちは。
リッツ歯科です。
寒くなりましたね。
体温が1度下がると免疫力が30~40%低下すると言われています。
今年は体調を崩さないように、電気ひざ掛けを購入して寒さ対策に備えました。
もうそろそろ活躍出来そうです。
皆様も体調にはくれぐれもお気をつけください。
では、本題に入りますね。
よくあるご質問なのですが、
「マウスピース矯正って痛くないの?」
「矯正は治療期間がかかるのがネックだな…」
とのお声を多数いただきます。
そこで、
この悩みを解決してくれるのが、『光加速装置』です。
矯正用マウスピースをご使用中の患者様から、
お喜びの声をいただく機会が増えましたので、ご紹介させていただきます。
※当院ではPBMヒーリングを取り扱っております。
1日1回8分間マウスピース型の装置をお口に装着するだけで歯の移動を早め、治療期間を短縮することが可能です!
【メリット】
①マウスピースの交換が早くできる。
(通常7~10日交換を最短4日交換 ほぼ半分の期間で次のマウスピースへ交換できます。)
矯正治療の期間が短くなることで気持ちが前向きになりました。
マウスピースを清潔に使用でき、ストレス軽減につながりました。
②痛みが少なくなった。
PBM使用前はマウスピースを次のものに変えると、締め付けられるような痛みを感じることがありました。
マウスピース交換後にPBMを使用することで、その痛みが軽減されたと感じました。
※ワイヤー矯正(ブラケット装置)・マウスピース型装置どちらでも使用は可能ですが、
特にマウスピースとの相性が良いと言われています。
【デメリット】
毎日続けること、習慣化するまでが大変…。
ただ、毎日同じ時間帯で使用するタイミングが分かれば、続けられるようになった。
とのことです。
光加速装置は、「フォトバイオモジュレーション(Photobiomodulation: PBM)」という技術に基づいています。
これは、特定の波長の光を組織に照射することで細胞機能を調整し、治癒を促進する非侵襲的な治療法です。
以下がその理論をステップで表した仕組みです。
特定の波長の光を照射: 組織深部への透過性に優れた特定の波長の近赤外線を歯周組織に照射します。
①ミトコンドリアの活性化: 光エネルギーは、細胞の「エネルギー工場」であるミトコンドリア内のシトクロムc酸化酵素に吸収されます。
②ATP産生の増加: 光の吸収をきっかけに、細胞のエネルギー通貨であるATP(アデノシン三リン酸)の産生が飛躍的に増加します。
③骨リモデリングの加速: 増加したATPは、骨を壊す「破骨細胞」と骨を作る「骨芽細胞」の活動エネルギーとなります。これにより、歯の移動に必要な骨のリモデリングサイクルが促進され、結果として歯がスムーズに動くようになります。
PBMには、炎症を引き起こす物質を抑制し、血管拡張作用のある一酸化窒素(NO)の産生を促す効果も報告されています。この抗炎症作用と血行促進効果が、アライナー交換時に生じる痛みを和らげるメカニズムであると考えられています。
PBM技術は歯科分野に限定されたものではなく、整形外科領域での骨折治癒促進、疼痛管理、さらには宇宙飛行士の健康維持など幅広い医療分野でその有効性が研究・応用されており、その科学的基盤は広く認知されています。
光加速装置(PBMヒーリング)について、気になる方は当院スタッフにお声掛けください!

2025.10.28
インプラント治療の骨移植
インプラント治療の骨移植について
「インプラントにしたいけど、顎の骨が足りないと言われた…」
「骨不足でインプラント治療を断られたのですが…」
こちらでインプラントできますか?とご相談を多数頂きます。
インプラントの仕組みを簡単に説明すると、顎の丈夫な骨に土台となるインプラント体を埋め込み、それを支えに上部構造を装着することで、まるで天然の歯のような見た目、使用感を実現します。
そのためインプラント治療を成功させるには、必然的に丈夫な骨があることが前提となります。
顎の骨が弱かったり、薄かったり、骨が失われている場合は、そのままではインプラント治療を行うことができません。
こういった場合に、インプラントをするのに十分な骨の強度を確保するため、骨移植や骨造成を行います。
骨移植とは?

骨造成や骨移植はご自身の丈夫な骨をインプラントを埋め込む箇所に移植したり、骨の再生を促す薬剤を使用して骨を増やす治療です。
これにより、インプラントを埋め込む予定の箇所の骨を頑丈にしたり増やしたりして、インプラントの土台をしっかりと埋め込めるようにします。
インプラントを埋め込む予定の箇所に、ご自身の丈夫な骨がなかったり、骨が薄かったりするとインプラントがしっかりと骨に埋まらずに、グラついたり脱落してしまいます。
骨造成・骨移植を活用することで、これまでインプラント治療の対象とならなかった方も、インプラント治療を行えるようになるのです。
当医院では他院様からのご紹介、顎の骨が足りないことを理由に、インプラントを断られた患者様のインプラントを多く行っております。
他院で断られてしまった症例でも、当院では治療できる場合がございます。
無料カウンセリングを行なっております。ぜひ一度お問合せください。
2025.06.10
【重要】4月・5月休診のお知らせ
4月・5月休診のお知らせ
休診期間:2025年4月23日(水)〜5月9日(金)
院長、海外研修のため上記期間、休診とさせていただきます。
上記期間中は初診無料カウンセリングを一時停止させていただきます。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
2025.04.14
台風10号による休診のお知らせ
台風10号による休診のお知らせ
8月30日(金)終日
台風10号により休診にさせていただきます。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
2024.08.29
インビザライン
こんにち、リッツ歯科です。
梅雨明けが待ち遠しいこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?
矯正相談の中で、インビザラインのお問い合わせは大変多く頂きます。
今回はインビザラインについてまとめてみました。
インビザラインによる歯科矯正治療とは?
インビザライン・システム(以下:インビザライン)は、マウスピース型矯正治療法の一つです。
マウスピース型矯正とは、従来のワイヤー矯正と違って、透明のマウスピースを使って歯並びを矯正する比較的新しい治療方法です。
インビザラインは、その中でももっとも歴史の長い、アメリカのアライン・テクノロジー社が、矯正歯科医師を対象に提供しているマウスピース矯正のシステムです。
1999年に提供を開始以来、多くの方々から厚い支持と人気を集め続けており、現在では世界中で最も普及しています。
プラスチックの矯正装置そのものは、さらに遡る1945年にハロルド・ケスリング博士が最初に開発したといわれていますが、当時は歯型採取や矯正器具の作成に3Dの技術がなかったため、普及には至りませんでした。
それらをアライン・テクノロジー社がデジタルの技術で実現し、開発したのがインビザラインです。
現在では、インビザラインは世界100カ国以上の国々で提供され、これまでに1.500万人を超える患者様が治療を受けているほどに広く普及しています。
インビザラインによる矯正治療のメリット
従来のワイヤー矯正とは違い、透明のマウスピース型装置を使うインビザライン矯正。
世界中で広く普及しているのは、インビザライン矯正には多くのメリットがあるためです。具体的に、患者様にとってどんなメリットがあるのでしょうか?
1 矯正装置が透明で目立たない
インビザライン矯正で使うのは、透明のマウスピース型矯正装置のため、装着しても目立たず、周囲に気づかれにくいのが特長です。
ワイヤー矯正には「目立つから…」と抵抗を感じていた方も、インビザラインならば目立たないからと、思い切って矯正を始められる方が増えています。
人前に出るお仕事の方や芸能人の方々にも人気である理由の一つです。
2痛みが少ない
ワイヤー矯正は月1回通院してワイヤーを強く締め付けることで歯を動かしていくため、ズキズキとした強い痛みがあります。
一方、インビザラインは1枚ごとに少しずつ形の異なるマウスピースを1〜2週間ごとに交換していくことで、少しずつ歯を動かしていく仕組みです。マウスピース1枚あたりの形の変化はわずかなものなので、ワイヤー矯正よりも痛みが少なく、感じるのは締め付け感程度という患者様がほとんどです。
(最初の数日は痛みを感じられる場合もあります)
3 通院頻度が少ない
インビザラインは、最初に数か月分のマウスピースをまとめて受け取り、1〜2週間ごとに自分で交換して矯正を進めていくケースが一般的です。
通院頻度は、クリニックによりますが1〜3ヵ月に1回程度。
月1回はワイヤー調整に通う必要があるワイヤー矯正と比べて、忙しい方でも矯正のハードルが下がります。
4 食事のストレスが少ない
ワイヤー矯正は、自分で装置の付け外しができないため、もちろん食事もワイヤーを着けたまますることになります。歯がワイヤーで締め付けられている状態で食べ物を噛むため、激しい痛みを伴います。また、装置に食べ物が引っかかってしまうことも多く、特に人との食事のときには気になってしまいます。
一方、インビザラインは、食事の際は必ず装置を外して食べられるので、食べ物を噛むときの痛みや、食べ物が装置に引っかかってしまうストレスもほとんどありません。
矯正中でも、思いっきり食事を楽しんでいただけます。
5 ケアがしやすく清潔(虫歯・歯周病リスクの軽減)
従来のワイヤー矯正は装置の取り外しができないため、すみずみまで歯磨きすることが難しく、食べかすが残りやすいことが難点です。さらに、ワイヤーを着けていると歯間ブラシや糸ようじ(フロス)を通すこともできず、口の中が不衛生になりやすく、虫歯や歯周病リスクが高くなってしまいます。
一方のインビザラインは、マウスピースを取り外してしっかりと歯磨きすることができる上、歯間ブラシや糸ようじ(フロス)も問題なく使えます。
ケアがしやすく、口の中を清潔に保つことができるので、虫歯・歯周病リスクを軽減でき健康的です。
インビザラインによる矯正治療のデメリット
従来のワイヤー矯正に比べてメリットの多いイビザライン矯正ですが、
どんなデメリットがあるのでしょうか?
1 1日20時間以上の装着が必要
矯正で歯を動かしていくためには、装置を長時間付けることでしっかりと持続的に歯に力をかけ続ける必要があります。
その点では、強制的に24時間付けっぱなしのワイヤー矯正とは違い、マウスピース矯正は装置の取り外しができる分、自分の意志でしっかりと長時間装着する必要があります。
具体的には、1日20時間以上の装着が必要です。食事のとき以外はずっと付けて過ごすのが基本です。
ただ、最初はすこし面倒に感じられるかもしれませんが、いざ始めてみると、マウスピースを着けることが習慣になり、すぐに慣れてしまう患者様がほとんどです。
2 難しい歯並びには適用できない場合もある
まずインビザラインは、一定の審査基準を満たし、米国のアライン・テクノロジー社が発行するライセンスを取得しているドクターでないと取り扱うことはできません。
インビザラインで治すことができる歯並びがかなり限られてきます。
そのため、クリニックにカウンセリングに行っても「その歯並びはマウスピース矯正では治せない」と断られてしまったり、ワイヤー矯正を勧められるケースがあります。
矯正迷われているか方、歯のお悩みがある方、無料カウンセリングを行なっております。
矯正検査診断も行っております。(別途料金かかります。)
お気軽にご相談下さい。
2024.06.26
歯の一生について
こんにちは、リッツ歯科です。
暦の上では大寒を迎えましたが、比較的暖かい日々が続いております。
皆様お障りなくお過ごしでしょうか。
本年度もよろしくお願い申し上げます。
さて、本日は歯の一生について考えていきたいと思います。
私たちヒトやイヌなど、大部分の哺乳類は乳歯から永久歯に生え変わります。
しかしご存じの通り、永久歯に生え変わったら最後、その永久歯が抜けると爬虫類のように何度も歯が生えてくることはありません。
すなわち、“歯を抜いたとき”あるいは“歯が抜けたとき”が歯の一生の終わりとなるのです。
実は私たち歯科医師が「治療をしないこと」が歯を健康なままで長持ちさせる秘訣です。
「歯を削らない」ことこそが歯にとっては一番いい事なのです。
では、なぜ「歯を削らない」ことが重要なのでしょう。
それは歯科医師が削った歯は次から次へと治療が必要になり、歯を失っていくからです。
多くの場合、以下の順番で歯を失っていきます。
①むし歯になる
②むし歯になった歯を削って、詰め物をする
③詰め物をした歯がまたむし歯になる(二次う蝕)
④さらにむし歯が進行して、銀歯をかぶせる
⑤銀歯の中でむし歯が神経まで到達する
⑥歯の神経の治療が必要になる
⑦歯の根の先に膿がたまり、抜歯をする
⑧抜歯をした部分にブリッジを入れる
⑨ブリッジの支えの歯がむし歯になり、抜歯を繰り返してブリッジが大きくなる
⑩支えの歯が足りなくなり、ブリッジでは対応できないため取り外しの入れ歯になる
⑪取り外しの入れ歯のバネがかかる歯がむし歯や歯周病になり抜歯する
⑫最後は歯を全部失い、総入れ歯になる
つまり、外傷や事故を除き、むし歯にしなければ私たち歯科医師が「歯を削る」というリスクがなくなるのです。
むし歯ができてしまった口の中というのは、そのむし歯になった歯だけに問題があるわけではありません。永久歯の中には歯の形や場所によって、むし歯になりやすい歯となりにくい歯がありますが、むし歯ができる口の中というのは、口の中全体の衛生状態や細菌の状態が悪いことがほとんどです。
「むし歯が1本みつかった」ということは他の歯もすでにむし歯になっている、あるいはむし歯になる可能性が高いのです。
また、むし歯ができてしまうような食生活習慣や衛生習慣を急に「むし歯ができにくい食生活習慣や衛生習慣に変えましょう」と言われても簡単にできるものではありません。
一度身に付いた習慣を変えることがどれだけ難しいか、皆さんもダイエット、飲酒、喫煙などいろいろなことで経験があると思います。
現実問題として「むし歯が0本の人」「むし歯の治療をしたことがない人」というのはかなり少数です。ほとんどの人が先ほどの①~⑫のどれかの治療を経験しています。既に治療をしてしまった歯は元には戻りませんが、次のステージに進まない=今より悪化させないことが重要になってきます。
どこかで「負の連鎖」を断ち切らなければ「一生歯科治療を受け続ける」という負の螺旋階段を下がっていくことになるのです。
では、「一生歯科治療を受け続ける」という負の連鎖を断ち切るためにはどうしたらいいでしょうか?今までと同じことを続けていたのでは同じ結果になってしまいます。
例えば、今までは歯ブラシだけ使って歯磨きをしていたけれど、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助的清掃用具を追加する。メンテナンスや歯科健診のために歯科医院にしばらく行っていなければ、今すぐ予約をする。ダラダラと間食する癖があるのなら、同じ間食の量を食べるとしても、時間を決めて間食するようにする、などすぐにできる事からはじめてみるのがいいでしょう。
「食べること」は「生きること」につながります。
同じ年齢でも、若々しく元気でエネルギーに満ち溢れている人がいる一方で、病気がちでパワーが不足している人もいます。一生自分の口から食べ続けるためのパートナーである「歯」を長持ちさせて、健康な体と心を作り続けていきたいものです。
2024.01.29
銀歯と金属アレルギーについて
こんにちは、リッツ歯科です。
今年も残すところ、あと数日となりました。
早いもので当院が開院して4ヶ月が経ち、来年1月から5ヶ月目に突入致します。
これからも患者様皆様に最良の治療を受けていただき、結果にご満足していただけるよう、より一層精進して参ります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
さて、今回は歯科治療と金属アレルギーについてのお話です。
我が国日本では、保険診療の範囲内でも一定水準の歯科技術が保たれており、様々な歯のトラブルに対応可能となっています。
しかし、保険診療は保険制度のルールに従って材料や治療法が限定されているため、患者様の要望にお応えできなかったり、患者様一人ひとりに見合った治療を選択することができないということが起こってきます。
例えば、保険診療では被せ物を作る際、白いものにしたくても材料はプラスティックに限られ、しかも入れられる場所は前歯から小臼歯(もしくは第一大臼歯)までとなっています。奥歯に至っては入れられる材料は金属のみ、といったように治療の進め方が決められているのです。
この保険診療で使用する金属が、実は健康面に悪影響を及ぼすリスクがあることをご存じでしょうか。
長年詰めている歯の金属は、口の中で溶け出して粘膜から吸収され、皮膚や内臓に蓄積されます。
金属アレルギーの原因はアクセサリーなど身に着けている金属からだけでなく、口の中の金属の詰め物や被せ物がきっかけとなることがあるのです。
発症場所は口の中だけとは限らず、口から離れた手や足に症状が出ることもあります。
日本人は「まだ小さい虫歯だから」「安く済むから」と、気軽に銀歯を選びがちです。
しかし、歯科治療の先進国であるドイツやスウェーデンでは使用が禁止されているほどの素材なのです。
では、いつ発症するか分からない金属アレルギーに対してどう対策すれば良いのでしょうか。
それはアレルギーを引き起こす材料を使わないことです。
当院では、金属を含まないセラミックや樹脂などの材料への置き換えをおすすめしております。
これらの材料は、アレルギー反応のリスクを大幅に減少させるだけでなく、審美性も兼ね備えます。
また、セラミックは耐久性にも優れ、長期的に歯の健康を守るという点においては非常に有効な材料といえます。

右下の第一大臼歯に保険治療で行ったインレーが入っています。
インレーをはずしてみると…

中で虫歯になっていました。

虫歯を除去して、ダイレクトボンディングを行います。

まるで天然歯のような色味を再現できました。
隣りの第二大臼歯(画面向かって右の歯)には保険治療でのコンポジットレジン充填がされています。
これと比較してみても、ダイレクトボンディングの審美性がお分かりいただけると思います。
口の中に金属があることで引き起こされる症状は様々です。金属を用いない治療や費用について詳しく知りたい方は、いつでもご相談ください。
当院は無料カウンセリングを行なっております。お気軽にお尋ねください。
2023.12.28
ダイレクトボンディング(すきっ歯治療)について
こんにちはリッツ歯科です。
11月も終わりを迎え、今年もとうとうあとひと月となりました。一層寒さが身に沁みます。
当院は大分駅近くにあり、駅のクリスマスイルミネーションが点灯しました。
冬特有の澄んだ空気でより綺麗に感じ、帰宅途中の楽しみのひとつになっています。
今回は当院の審美治療で大変好評を頂いているダイレクトボンディングについてお話させて頂きたいと思います。保険適用されるコンポジットレジンとの違い
マイクロスコープとラバーダム防湿を用いて虫歯部位だけを切削し、自由診療用コンポジットレジンを詰めて治療します。切削する量を最小限に抑えられるので、1回の処置で治療を終えることができます。色調や透明感などバリエーションも豊かで、どこを治療したのかわからないほど天然の歯の色を再現できるようになっています。すきっ歯や欠けてしまった歯、金属の詰め物の詰め直しなどが適応となります。
保険が適用され虫歯治療の際に使用するコンポジットレジン(CR)はプラスチック素材です。吸水性があるので、時間とともに変色・劣化していきます。またレジンの種類も限られていますので、色の再現に限界があります。天然歯のような透明感は再現できず、色の種類も少ないので天然の歯とは色合いが若干違って見えることが多いです。
自費診療のダイレクトボンディングは、レジンにセラミックの微粒子が配合された素材です。コンポジットレジンよりも変色しにくく、強度があり欠けにくいというメリットがあります。また色味や透明感の異なるセラミックと高品質レジンを配合しているので、色の再現度が保険適用のレジンよりも高いです。このため、ダイレクトボンディングは美しい天然歯のような色味を再現できるのです。
マイクロスコープを使って虫歯部位だけを切削し、自由診療用コンポジットレジンを詰めて治療します。切削する量を最小限に抑えられるので、1回の処置で治療を終えることができます。近年では色調や透明感などバリエーションも豊かになり、どこを治療したのかわからないほど天然の歯の色を再現できるようになっています。すきっ歯や欠けてしまった歯、金属の詰め物の詰め直しなどが適応となります。
メリット
1日の通院で治療が終了
ダイレクトボンディングでは、虫歯部分を取り除いた後に直接、自由診療用コンポジットレジンを詰めていきます。通常の詰め物のように型取りをしませんので1~2時間程度で終了し、治療のために何度も通院していただく必要もありません。
歯を削る量が少ない


銀色の詰め物やセラミックの治療のように大きく削る必要がないので、健康な部分をより多く残すことができます。また、レジンを直接詰める治療ですので歯との隙間ができづらく、虫歯の再発を抑えるメリットもあります。
天然歯と同じような色になる


ダイレクトボンディングで使用するコンポジットレジンは保険適応のレジンに比べて固いため長期的に色調や形態が安定します。
歯の形や大きさを修正できる


ダイレクトボンディングは虫歯の治療だけでなく、歯の形を変えたり、歯の面積を広げたりすることができます。
デメリット奥歯や広い部分など適応できない部位があるダイレクトボンディングはすべての歯に適用できる治療法ではありません。自由診療用コンポジットレジンはセラミックと比べると強度が劣るため、奥歯などの強い力が掛かる部位には向いていませんし、治療する面積が広すぎる場合も適用外になります。適応可能かどうかは、一度診査が必要になります。
ダイレクトボンディングをした患者様からは大きな口で笑えるし美味しく食事もできるわ。と言って頂き、歯だけではなく生活の質の向上にも貢献できている事を嬉しく思います。すきっ歯、歯の変色、銀歯を白いくしたいとお悩みがある方、当院は無料カウンセリングを行っておりますのでお気軽にご相談ください。
2023.11.29
ホワイトニングについて
こんにちは、リッツ歯科です。
10月に入りすっかり秋めいてきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日はホワイトニングについてお話させていただきたいと思います。
ホワイトニングとは
ホワイトニングとは、歯を削ることなく白くする治療法です。
ホワイトニングサロン等では取り扱えない医療用の薬剤を使用し、脱色して白くしていきます。
ホワイトニングってどういうもの?
ホワイトニング剤の主成分である過酸化水素・過酸化尿素が、歯の中の黄色い色素を分解します。
これにより、歯の黄ばみが漂白され、白い歯となります。
アメリカでは大変ポピュラーな方法ですが、近年日本でもホワイトニングを行うための高濃度の薬剤が厚生労働省で認可されたことにより、ホワイトニングを希望される方が増えてきました。
歯科医師の指導のもと、歯科衛生士が安心安全に施術いたします。
ホワイトニングをするメリット
“年齢が上がるにつれ、歯が黄色くなってきた気がする”、“コーヒーや紅茶をよく飲む”、“タバコをたしなむ”といった方は、歯の変色がみられる傾向にあります。
歯の表面の汚れを落とすクリーニングだけでもトーンアップを感じることはできますが、ホワイトニングは歯の内側から漂白するので、もともとのご自身の色よりも白くすることが可能となります。
歯が白いと清潔感があり、健康的な印象を与えます。また、肌もきれいに見えることから、より若々しく感じられます。
ホワイトニングの種類
◎オフィスホワイトニング
歯科医院で行う方法です。歯の表面に薬剤を塗り、活性化させ、短時間で歯を白くします。
表層に効果が出やすく、即効性があるため、結婚式や成人式といった予定があり、短期間で白くしたい方におすすめです。
◎ホームホワイトニング
ご自宅で行う方法です。お口の型をとり、専用のマウスピースを作製します。
マウスピースに薬剤を入れ毎日装着することで、2~3週間かけて歯を白くしていきます。
時間をかける分、後戻りが少ないです。
◎デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。
単独で行うよりもそれぞれの利点を最大限に引き出すので、時間の短縮と歯の白さの安定をもたらし、最良の効果を生み出します。
Before After


ホワイトニングは歯にするものだけではない
◎ガムピーリング
ガムピーリングとは、歯ぐきのメラニン色素を除去する方法です。
特殊な薬剤を歯ぐきに塗ることで、歯ぐきの表面が一層はがれてきれいな歯ぐきになっていきます。
歯ぐきが色素沈着で黒ずんでいると、せっかくホワイトニングで歯を白くしても、白く見えにくい場合があります。
歯ぐきの色を健康的なピンク色にすることで、歯をより美しく見せることができます。
ホワイトニングがもたらすもの
マスク着用も個人の判断にゆだねられるようになった今、人前で口元を見せる機会が多くなってきました。
白い歯は、もともと素敵な笑顔をより輝かせ、自信を持たせてくれます。
当院は無料カウンセリングを行っております。
ぜひお気軽にご相談ください。
2023.10.11








