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台風10号による休診のお知らせ
台風10号による休診のお知らせ
8月30日(金)終日
台風10号により休診にさせていただきます。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
2024.08.29
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インビザライン
こんにち、リッツ歯科です。
梅雨明けが待ち遠しいこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?
矯正相談の中で、インビザラインのお問い合わせは大変多く頂きます。
今回はインビザラインについてまとめてみました。
インビザラインによる歯科矯正治療とは?
インビザライン・システム(以下:インビザライン)は、マウスピース型矯正治療法の一つです。
マウスピース型矯正とは、従来のワイヤー矯正と違って、透明のマウスピースを使って歯並びを矯正する比較的新しい治療方法です。
インビザラインは、その中でももっとも歴史の長い、アメリカのアライン・テクノロジー社が、矯正歯科医師を対象に提供しているマウスピース矯正のシステムです。
1999年に提供を開始以来、多くの方々から厚い支持と人気を集め続けており、現在では世界中で最も普及しています。
プラスチックの矯正装置そのものは、さらに遡る1945年にハロルド・ケスリング博士が最初に開発したといわれていますが、当時は歯型採取や矯正器具の作成に3Dの技術がなかったため、普及には至りませんでした。
それらをアライン・テクノロジー社がデジタルの技術で実現し、開発したのがインビザラインです。
現在では、インビザラインは世界100カ国以上の国々で提供され、これまでに1.500万人を超える患者様が治療を受けているほどに広く普及しています。
インビザラインによる矯正治療のメリット
従来のワイヤー矯正とは違い、透明のマウスピース型装置を使うインビザライン矯正。
世界中で広く普及しているのは、インビザライン矯正には多くのメリットがあるためです。具体的に、患者様にとってどんなメリットがあるのでしょうか?
1 矯正装置が透明で目立たない
インビザライン矯正で使うのは、透明のマウスピース型矯正装置のため、装着しても目立たず、周囲に気づかれにくいのが特長です。
ワイヤー矯正には「目立つから…」と抵抗を感じていた方も、インビザラインならば目立たないからと、思い切って矯正を始められる方が増えています。
人前に出るお仕事の方や芸能人の方々にも人気である理由の一つです。
2痛みが少ない
ワイヤー矯正は月1回通院してワイヤーを強く締め付けることで歯を動かしていくため、ズキズキとした強い痛みがあります。
一方、インビザラインは1枚ごとに少しずつ形の異なるマウスピースを1〜2週間ごとに交換していくことで、少しずつ歯を動かしていく仕組みです。マウスピース1枚あたりの形の変化はわずかなものなので、ワイヤー矯正よりも痛みが少なく、感じるのは締め付け感程度という患者様がほとんどです。
(最初の数日は痛みを感じられる場合もあります)
3 通院頻度が少ない
インビザラインは、最初に数か月分のマウスピースをまとめて受け取り、1〜2週間ごとに自分で交換して矯正を進めていくケースが一般的です。
通院頻度は、クリニックによりますが1〜3ヵ月に1回程度。
月1回はワイヤー調整に通う必要があるワイヤー矯正と比べて、忙しい方でも矯正のハードルが下がります。
4 食事のストレスが少ない
ワイヤー矯正は、自分で装置の付け外しができないため、もちろん食事もワイヤーを着けたまますることになります。歯がワイヤーで締め付けられている状態で食べ物を噛むため、激しい痛みを伴います。また、装置に食べ物が引っかかってしまうことも多く、特に人との食事のときには気になってしまいます。
一方、インビザラインは、食事の際は必ず装置を外して食べられるので、食べ物を噛むときの痛みや、食べ物が装置に引っかかってしまうストレスもほとんどありません。
矯正中でも、思いっきり食事を楽しんでいただけます。
5 ケアがしやすく清潔(虫歯・歯周病リスクの軽減)
従来のワイヤー矯正は装置の取り外しができないため、すみずみまで歯磨きすることが難しく、食べかすが残りやすいことが難点です。さらに、ワイヤーを着けていると歯間ブラシや糸ようじ(フロス)を通すこともできず、口の中が不衛生になりやすく、虫歯や歯周病リスクが高くなってしまいます。
一方のインビザラインは、マウスピースを取り外してしっかりと歯磨きすることができる上、歯間ブラシや糸ようじ(フロス)も問題なく使えます。
ケアがしやすく、口の中を清潔に保つことができるので、虫歯・歯周病リスクを軽減でき健康的です。
インビザラインによる矯正治療のデメリット
従来のワイヤー矯正に比べてメリットの多いイビザライン矯正ですが、
どんなデメリットがあるのでしょうか?
1 1日20時間以上の装着が必要
矯正で歯を動かしていくためには、装置を長時間付けることでしっかりと持続的に歯に力をかけ続ける必要があります。
その点では、強制的に24時間付けっぱなしのワイヤー矯正とは違い、マウスピース矯正は装置の取り外しができる分、自分の意志でしっかりと長時間装着する必要があります。
具体的には、1日20時間以上の装着が必要です。食事のとき以外はずっと付けて過ごすのが基本です。
ただ、最初はすこし面倒に感じられるかもしれませんが、いざ始めてみると、マウスピースを着けることが習慣になり、すぐに慣れてしまう患者様がほとんどです。
2 難しい歯並びには適用できない場合もある
まずインビザラインは、一定の審査基準を満たし、米国のアライン・テクノロジー社が発行するライセンスを取得しているドクターでないと取り扱うことはできません。
インビザラインで治すことができる歯並びがかなり限られてきます。
そのため、クリニックにカウンセリングに行っても「その歯並びはマウスピース矯正では治せない」と断られてしまったり、ワイヤー矯正を勧められるケースがあります。
矯正迷われているか方、歯のお悩みがある方、無料カウンセリングを行なっております。
矯正検査診断も行っております。(別途料金かかります。)
お気軽にご相談下さい。
2024.06.26
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歯の一生について
こんにちは、リッツ歯科です。
暦の上では大寒を迎えましたが、比較的暖かい日々が続いております。
皆様お障りなくお過ごしでしょうか。
本年度もよろしくお願い申し上げます。
さて、本日は歯の一生について考えていきたいと思います。
私たちヒトやイヌなど、大部分の哺乳類は乳歯から永久歯に生え変わります。
しかしご存じの通り、永久歯に生え変わったら最後、その永久歯が抜けると爬虫類のように何度も歯が生えてくることはありません。
すなわち、“歯を抜いたとき”あるいは“歯が抜けたとき”が歯の一生の終わりとなるのです。
実は私たち歯科医師が「治療をしないこと」が歯を健康なままで長持ちさせる秘訣です。
「歯を削らない」ことこそが歯にとっては一番いい事なのです。
では、なぜ「歯を削らない」ことが重要なのでしょう。
それは歯科医師が削った歯は次から次へと治療が必要になり、歯を失っていくからです。
多くの場合、以下の順番で歯を失っていきます。
①むし歯になる
②むし歯になった歯を削って、詰め物をする
③詰め物をした歯がまたむし歯になる(二次う蝕)
④さらにむし歯が進行して、銀歯をかぶせる
⑤銀歯の中でむし歯が神経まで到達する
⑥歯の神経の治療が必要になる
⑦歯の根の先に膿がたまり、抜歯をする
⑧抜歯をした部分にブリッジを入れる
⑨ブリッジの支えの歯がむし歯になり、抜歯を繰り返してブリッジが大きくなる
⑩支えの歯が足りなくなり、ブリッジでは対応できないため取り外しの入れ歯になる
⑪取り外しの入れ歯のバネがかかる歯がむし歯や歯周病になり抜歯する
⑫最後は歯を全部失い、総入れ歯になる
つまり、外傷や事故を除き、むし歯にしなければ私たち歯科医師が「歯を削る」というリスクがなくなるのです。
むし歯ができてしまった口の中というのは、そのむし歯になった歯だけに問題があるわけではありません。永久歯の中には歯の形や場所によって、むし歯になりやすい歯となりにくい歯がありますが、むし歯ができる口の中というのは、口の中全体の衛生状態や細菌の状態が悪いことがほとんどです。
「むし歯が1本みつかった」ということは他の歯もすでにむし歯になっている、あるいはむし歯になる可能性が高いのです。
また、むし歯ができてしまうような食生活習慣や衛生習慣を急に「むし歯ができにくい食生活習慣や衛生習慣に変えましょう」と言われても簡単にできるものではありません。
一度身に付いた習慣を変えることがどれだけ難しいか、皆さんもダイエット、飲酒、喫煙などいろいろなことで経験があると思います。
現実問題として「むし歯が0本の人」「むし歯の治療をしたことがない人」というのはかなり少数です。ほとんどの人が先ほどの①~⑫のどれかの治療を経験しています。既に治療をしてしまった歯は元には戻りませんが、次のステージに進まない=今より悪化させないことが重要になってきます。
どこかで「負の連鎖」を断ち切らなければ「一生歯科治療を受け続ける」という負の螺旋階段を下がっていくことになるのです。
では、「一生歯科治療を受け続ける」という負の連鎖を断ち切るためにはどうしたらいいでしょうか?今までと同じことを続けていたのでは同じ結果になってしまいます。
例えば、今までは歯ブラシだけ使って歯磨きをしていたけれど、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助的清掃用具を追加する。メンテナンスや歯科健診のために歯科医院にしばらく行っていなければ、今すぐ予約をする。ダラダラと間食する癖があるのなら、同じ間食の量を食べるとしても、時間を決めて間食するようにする、などすぐにできる事からはじめてみるのがいいでしょう。
「食べること」は「生きること」につながります。
同じ年齢でも、若々しく元気でエネルギーに満ち溢れている人がいる一方で、病気がちでパワーが不足している人もいます。一生自分の口から食べ続けるためのパートナーである「歯」を長持ちさせて、健康な体と心を作り続けていきたいものです。
2024.01.29